肉を食べる人は長生きしてる?いや、そんな人は、肉食べなくても長生きできる(笑)

何でもそうですが、西洋医学的思考に浸かりすぎると
個人差というのをどうしても置き去りにしがちなんです。

漢方治療をしていてもよくあるんです。
胃腸の調子がよくなることで、悪いものを食べ過ぎてしまって
また、あっという間に元の状態かそれ以上に悪くなってしまうということが。

胃の調子が悪くて食べられない人を治療し始めて、ある程度良くなってくると
ほとんどの方が、あっ、調子いいし食べられる!と思って、胃に負担がかかる口に
おいしいものを食べてしまうんですね。

そういうものを食べた時は、おいしいから本当に幸せです。
でも、その後が辛いことになってしまいます。
人や食べたものにもよりますが、胃や肝臓、胆嚢、膵臓がやられてしまったりします。
積み上げてきたものが、一気に崩れ去り、最初から、また積み直しになるんです。

皆さん、それを何度も繰り返して、いままで全く意識していなかった負担のかかる
商品の害を身をもって実感されます。

でも、そのくらいの量食べたから、状態が悪くなるということは、個人差があり
明確にはわかりません。
人によって、また、現在の状態によっては、チョコレート一欠片でも、ピーナッツ1粒でも
胃腸の調子を崩すことがあるくらいです。

でも、それも、本当にちゃんと状態をその人のマックス近くまで戻せば
たまにちょっと食べたくらいでは、そんなことにはなりません。

つまり、好きなだけとはいきませんが、少量、適量であれば
何でも食べられる状態に戻ります。

そこに行くまでの途中で、食べると、悲しいかなあっという間に逆戻りします。

でも、消化器官の強い人っていうものいらして、食べても全く大丈夫
という人もいるようです。

うちでは、治療中に肉を摂取を控えるよに言いますが、肉食べる人が
長生きするっていいません?肉食べた方がいいのでは?と聞かれることあります。

いつも言うのですが、肉を食べて長生きする人って、元々胃腸の消化能力が
強い人だと思います。そんな人は、肉食べなくても長生きできると思うんです。

でも、最近、遺伝子を調べると、脂質、炭水化物、タンパク質など
それぞれの項目で、人によって消化の得手不得手が分かるそうです。

ひょっとしたら、肉食べて長生きな人は、タンパク質の分解が得意な
遺伝子構造なのかもしれませんが。

まぁ、何しろ、基本、現代日本人は、裕福すぎて必要以上に食べ過ぎです。