カラダの不調と精神の関係性

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東洋医学的には、各臓器は精神をも司っていると考えています。
東洋医学には、脳という概念は存在していません。その役割は全て、内臓が司っているということです。

でも、これは、その逆も当然あって、精神が内臓に影響を及ぼすということもある訳です。

だから、何かしらの不調を治す時、本来であれば、内臓の環境や食だけを見直すのではなく、生活環境やストレスのかかり具合の改善も当然のように必要な訳です。

つまり、今までの生活の中で何かが間違っていたから病気になっていると考えるのが順当なので、それ全体を見直していかないといけないわけです。

薬局にいると症状を発した人だけがやってきますが、世間一般を見渡すと、僕から見ると、どこかに臓器的不調がありそうなのにも関わらず、上手に自分にあった生活パターンにして症状が出ないように生活されている方もいるんですよ。

つまり、病気を治すということは、生き方を見直すとうことでもあると思う今日このごろです。

本人は、今の生活で、食生活くらいは乱れていると思っていても、思考のパターンやストレスフルな状態に慣れてしまっていて、気がつかない事が多々あるんですね。
そこに気がつくのにとっても時間がかかります。それに気がつけば、流れが変わってくると思います。

でも、実際は、気がつくだけではだめで、そのことが腹落ちして、納得がいき、心底生活環境を見直すことができた時に流れが変わってきます。でも、形から入るということも大切なので、腹落ちしていないが、形だでも、環境を変えるということも手ではあります。