東洋医学的な観点から見る2月の過ごし方

2月は一年で最も寒さが厳しく、東洋医学では「腎」を養うことが大切な時期とされています。腎は生命エネルギーを蓄える臓器で、冷えによって機能が低下すると疲れやすくなり、免疫力も下がります。そのため、温かい食事を心がけ、特に黒ゴマ、黒豆、くるみ、味噌など「腎」を補う食材を積極的に摂るとよいでしょう。

また、寒さで「気血」の巡りが滞りやすいため、適度な運動やお風呂で体を温めることも大切です。冷えを防ぐために首・手首・足首を温めるのも効果的です。

そして、冬の間は睡眠の質が夏よりもいいので、しっかり睡眠を取りましょう。

2月は春の始まりでもあり、少しずつ陽の気が増していきます。冬の間に蓄えたエネルギーを整えながら、春に向けて穏やかに過ごしましょう。