某TV番組で、葛根湯は何にでも効く!なんてわけのわからないことを
現役の西洋医学の医師が言っていました。
江戸時代には、何にでも葛根湯を出す葛根湯を出す葛根湯医がいた。
それくら葛根湯は効く・・・なんてことを言われていました。
いやいや、ちょっと待って!!!葛根湯医はやぶ医者の代表で
漢方の事がよくわかっていない医師が何にでも漢方薬を出していた
だけです。というか、そもそも漢方のことを西洋医学のドクターに聞く!
という企画自体に疑問が。。。(笑)
葛根湯に限らず、薬はなんでも適切に運用してこそ意味があり
しっかりした効果も期待できるわけです。
確かに漢方薬で風邪は劇的に良くなることはあります。
うちでも、常連のお客さんが、風邪を引きそうな時に、すぐに飛んで来られる方が
何人もいらっしゃいます。1~2回飲めばすぐに良くなる組み合わせはあります。
でも、うちで葛根湯を使うことはほとんどありません。ていうか、最近までうちには置いてませんでした(笑)
そもそも2000年前にできた葛根湯という処方には、その時代にできた意味があり
現代には、正直合っていません。でも、風邪が楽になってしまうので、そこが厄介なんですが
眼に見えないところで悪さをしてしまっていることが多いのです。安易に飲むものではありません。
漢方の奥の深さは、本当に底なしのようですが、そこには宝のような知識が沢山あります。