最近、当薬局や相談の場において「眠れない」「寝つきが悪い」「夜中に目が覚めてしまう」といった睡眠障害のご相談がとても増えています。以前はそれほど多くなかったのですが、ここ数年で確実に増えてきているのを感じます。背景には、ストレス社会や生活リズムの乱れ、スマホやパソコンのブルーライトの影響など、現代特有の要因があるのかもしれません。
睡眠は体を整える基礎
「寝なくてもなんとかなる」と思っている方もいらっしゃいますが、睡眠は体を整えるもっとも大切な基礎です。
睡眠中には、体や脳が修復され、ホルモンバランスが整えられ、免疫も活性化します。逆に、睡眠不足が続くと、心身の疲れが抜けにくくなるだけでなく、血圧や血糖値の乱れ、うつ症状や不安感などにもつながりやすくなります。
「なんとなくだるい」「やる気が出ない」という症状の裏側に、実は睡眠の問題が隠れていることも少なくありません。
睡眠薬を使わなくても改善できるケースは多い
多くの方が自然に眠れるよう改善できることがほとんどです。
漢方や生活習慣の調整、食事の見直し、リラクゼーションなどを組み合わせることで、体が本来持っている「眠る力」が戻ってきます。
まずは睡眠から整えることが大切
どんな体調不良であっても、まずは睡眠を改善するところから始めることがとても大切です。
睡眠が安定してくると、体調の土台がしっかりし、他の不調の改善スピードもぐんと早まります。
眠りに関する不安を抱えている方は、一人で悩まず、ぜひご相談ください。
「眠れない夜」が「ぐっすり眠れる夜」へと変わるお手伝いをいたします。