漢方は実はとーってもアバウト!

漢方薬って、実は、とってもアバウトな学問なんですよ。
アバウトなんだけど、理論は、とっても整然としています。

漢方処方って、某メーカーなら130余りくらいの処方しかありません。
でも、その処方って本当に130で足りるのでしょうか?
それぞれの人の体質、状態が130余りのもので補えるのでしょうか?

いや、補えません。この処方の中に自分に合う処方があると思いがちですが、そんなに甘くはありません。

人の状態とうのは、本当に誰一人として、同じ状態などという人はいないというくらい千差万別です。

ですから、本来は、その人に合った処方を作るのが正解です。
それをするのにありとあらゆる処方を組み合わせ、そして、量を調節してその人に合わせていくのです。

例えば、Aという漢方処方が合ったとしてます。
それは、ある人にとっては、30%くらい合ってる、また違う人にとっては、70%くらい合っているという違いが出てきます。残りのパーセンテージを他の処方や量の加減で埋めていく。そんなイメージです。

その調整は、僕にも簡単なことではありません。

漢方は本当に奥が深い。お客さんのお役にたてるようになるまでには、かなりの時間を要します