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最近、気分が落ち込む、吐き気がしたり、だるい、また、鬱傾向だと言われる方のご相談が多いのですが、こういう方の問題は、心の問題ばかりが重要視されがちです。しかし、色んな人を見ると、もちろん、心の問題、環境の問題も大きいのですが、あくまでも症状というのは、体が出しているので、漢方からのアプローチは、体へのアプローチとなるわけです。
吐き気がする、食事をすると1時間くらい胃がもたれて動けなくなるなんて言われる方もいますが、これは、胃の問題ではありません。胃もたれが、放っておいて、1時間で解消なんてしません。
こういう場合は、胃の問題ではなく、姿勢の問題です。
もっといえば、ストレスで心臓に負担がかかり、無意識に悪い臓器を守ろうとして、猫背が加速。胸が落ち込み、胃、心臓、食道を圧迫してしまうために起こっています。
こういう場合、心臓の元気をつけてあげると、解消してきます。
心の問題も解消することは大切なんですが、誰でも自覚あるでしょ。体の調子がいいと、人の事が許せたり、ちょっとしたことが気にならなかったり。つまり、体の状態をかえれば、物事の受け止め方も変わる。つまり、体が変われば、状況も運も少しずつ変わってくるんです。
心の問題だと思い、自分の内面を過剰に覗いて、自己否定にならないように気をつけてください。あなたの心が悪いんじゃなくて、食べ物などの影響で、胃や心臓等の体の状態を悪くしたことも大きな原因のひとつだからです。
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