経絡は無視できないし、していては、治療効果があがりにくい

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長年、体のゆがみや関節痛を放っておくと、骨のゆがみはもちろん、歪んだ体を支えるために筋肉のつき方も変わってきてしまう。

そうなると、ゆがみの戻りが悪くなる。つまり、過剰についてしまった筋肉が邪魔をして、ゆがみの戻りが悪くなり、治りが遅くなるというわけ。

しかし、体のゆがみは、いつも言っているように、関節や骨、筋肉だけの問題ではなく、経絡を無視しては本当の根本治療にならない。

経絡というスジのようなものがあり、そのスジは、伸びたり、縮んだり、固くなったりする。つまり、経絡が固いままだと、弾力性に欠け、ゆがみの戻りも悪いという事にもなる。
また、緩みすぎていても同じこと。

経絡は、内臓の状態にリンクしているから、経絡に問題があるということは、ほぼほぼ内臓に問題を抱えているということ。

しかし、それは、自覚症状がない場合も結構ある。
胃の調子が悪くなっているなぁと僕が思っても、ご本人には、その自覚は一切ないということ。

胃の不調を感じにくい姿勢を体は自然と選ぶ。
例えば、喉がイガイガするという症状があったとして、それが、逆流性食道炎が原因だなぁと思い、胃の調子悪く無いですか?と聞いても、ご本人の答えはNO!

逆流性食道炎になっていて、胃の調子が悪くないわけがないのだが
、ご本人には、自覚はない。

そこで、ちゃんとご説明して、逆流性食道炎を治す漢方を飲んでいただくと、ちゃんとのどのイガイガも消失。

だが、そこで一つ問題が。

内臓の状態が良くなってくると、自然とある程度、体のゆがみが戻ってくるために、胃の不調を感じやすくなってくる。今までが麻痺して感じていなかっただけなんで、調子がよくなってくると、とたんに敏感に症状を感じるようになるというわけ。

しかし、そうなることが必要で、とても大切。

そうなって初めて、これを食べるともたれるとか、もたれないとかの判断ができるわけ。いままでは、麻痺していて、症状がでないもんだから、何を食べてもどうもないと思い込んでいるだけ。

体のゆがみは、何も関節痛だけの問題ではなくて、不整脈や高血圧、うつ病にも関係あることが多い。