── 東洋医学からみる“火種”の正体とは?**
近年、お客様のお悩みの中心にあるのが、
「疲れが抜けない」「関節が痛い」「頭が重い」「肌が荒れる」など、
はっきり病名はつかないのに、ずっと続く不調。
最新医学では、こうした不調の背景に
“慢性炎症” があると言われています。
炎症と聞くと、ケガや腫れを思い浮かべがちですが、
実は身体の中で 静かに、長く続く炎症 がもっとも厄介。
そして東洋医学の視点から見ると、この慢性炎症は
「気・血・水の巡りの滞り」 や
「内臓の負担」 が関係しています。
■ なぜ現代人は炎症を抱えやすいのか?
① 食生活の変化
小麦・砂糖・植物油・乳製品など、
身体が処理しきれない“負担の大きい食材”が日常化しています。
東洋医学では 湿(余分な水分) と 熱 を生みやすく、
これが炎症の“火種”に。
② ストレス社会で「気」が消耗
仕事・人間関係・不安・緊張。
精神的ストレスは“気”を消耗させ、巡りを止めます。
気が巡らないことで血も水も滞り、炎症が長引くの。
③ 睡眠不足と自律神経の乱れ
夜ふかし、スマホ、コーヒーの飲み過ぎ。
交感神経が優位になりつづけると、
身体がずっと“戦いモード”になり炎症が消えない。
④ 運動不足
東洋医学で「動けば巡る、止まれば溜まる」。
巡りが悪ければ、炎症物質が身体に留まり続けます。
⑤ 腸の乱れ(現代人最大の問題)
腸は“免疫の7割”を司る場所。
腸が疲れると、炎症は全身へ広がっていきます。
リーキーガット(腸漏れ)も大きな原因。
■ 慢性炎症を静めるための3つの鍵
① 食を整える
小麦・砂糖・植物油・乳製品を控えるだけで
体調が大きく改善する方はとても多いです。
腸が整い、炎症の火種が消えていきます。
② 睡眠の質を上げる
「寝ている間に炎症は消える」
といっても過言ではありません。
少し早く寝るだけで、翌朝の“軽さ”が変わります。
③ 気・血・水を整える漢方
症状や体質によって違うため、
専門家の視点が入ると回復が早いです。
■ まとめ
現代人の不調は、ほとんどが
生活環境 × 食生活 × ストレス
によって起きる「静かな炎症」。
東洋医学はこの慢性炎症を、
単なる「炎症」ではなく
身体の巡りの乱れのサイン として捉えます。
「最近ずっと調子が悪い…」
そんな方ほど、炎症という目に見えない火種が潜んでいます。
慢性炎症による不調は、漢方を使いながら食事の改善をすれば回復可能です。
気になる方は、いつでもご相談くださいね。




