風邪をひいて、咳や鼻水がでるのは、ウイルスを体が排除しているからなので、それをとめてどうするのか?みたいな事を書いてある記事を見ました。
う~ん、本当にそうなんですかねぇ。
だったら、熱も下がって元気にもなったのにいつまでも鼻水が出たり、咳がでたりするのは、体にまだウイルスが残ってるから?
例えば、鼻水やくしゃみは扁桃腺の炎症とかなりリンクしていますので、風邪の状態治っても朝方だけ咳がでるとかいう状態が続いているのは、風邪が治っても扁桃腺の腫れがそのまま残ってしまったということを意味しています。
また、扁桃腺の腫れが残っていたら小鼻がムズムズしたり、小鼻のあたりで鼻の通りが悪くなっていたりもします。
風邪は放っておけば治るというのは、個人差があるので、誰にでも当てはまるものではないと思っています。もちろん体が強く治る方もいます。
でも、一方、体の元気がなく風邪と戦っても勝てないような体の状態だと、こじれることはよくあることです。
実際にそういう方はよくいます。
治るだろうと思って放っておいたが、熱は下がったが、咳、鼻水がいつまで経ってもよくならないので来たと言われる人。
風邪は万病の元とはよく言ったもので、そういう側面は本当にあると思っています。風邪を適切に治すというのがとても大切です。
風邪が治ったという状態の捉え方が違うと、熱が下がったから治った!と思ったり、目立つ症状が治ったから治った!と思いがちですが、そうではありません。
ちゃんと扁桃腺の腫れや耳下腺の腫れまできちっと治せているかどうかがとても大切です。
その状態って、放っておいて時間が何年も経てば治るなんてもんじゃないんですよ。逆にいつまでも何年経っても残ってることは普通によくあることです。
現代人の風邪は、古代の風邪と違って、扁桃腺や耳下腺が腫れる風邪がとても多いのです。
あっ、抗生物質等では扁桃腺の腫れはとれませんよ。