食べ慣れ、飲み慣れ現象

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昔よくいいましたが、お酒を飲めないひとでも、ガンガン飲んでいれば、どんどん飲めるようになってくると。

現実に、僕もそうでした。そもそもそんなにアルコールには強くないんですが、20代の働き始めた頃は、毎晩のようにワインをボトル半分、ビールを1リットル飲んでいました。これが、不思議と本当にどんどん飲めるようになって、強くなってくるですよね。

でも、それは、内臓が強くなって、飲めるようになったわけではありません。
僕は、この状態を飲み慣れ現象と呼んでいます。麻痺しているような状態なんですね。

ある時、NHKで、毎日少量でもアルコールを飲まないとやってられない人は、軽いアル中ですと放送していて、それを見て、毎日飲むのはやめようと決め、それからは、毎日飲まないようになりました。

その頃の僕の体の状態といえば、腰が痛い、ため息が良く出る、脈が飛ぶ、寝違いをときどきおこす、8時間寝ないとしんどくてたまらないというのが、自覚していた症状です。

今では、それらすべて解消しました。今は、睡眠時間5時間でも、しんどいなぁとは感じません。

体の状態がよくなると、不要で、からだに負担のかかる食品等を摂取すると、体は、明らかな不調を出してきます。それが、本来体がもつ機能です。なので、体は、どんどん敏感になってくるわけです。
敏感で不快感があれば、それ以上悪くなりたくないという気持ちも働くので、気を付けたりもするようになります。

しかし、食べ慣れ、飲み慣れ現象が起こっている人は、それを感じることがありません。僕から見て、胃の調子が悪いですねと指摘しても、全く自覚がないなんてことは、よくあることです。でも、すでに血糖値が高かったり、消化器官の不調から体が歪んでいたり、胃意外に様々な症状がでていたりするものです。でも、それらは、消化器官の不調であったりします。
血糖値が高い人だと、当然、胃の調子がいいわけがありません。

漢方を飲んで、消化器官を適切に正常に戻していくと、今までたくさんアルコールを飲めていた人でも、体が受け付けなくなってきます。つまり、おいしく感じなかったり、気持ち悪くなったりするというようなことが起こってきます。
それが、正常に近づいた証拠です。